2016.09.01
フェスとTシャツと私
ある日のよく晴れた土曜日
その日は海の中道である”サークル”というイベントの初日
友達はお目当のクラムボンを見に行くらしい
僕はというと仕事でお客様を待っていた
とはいえ、僕も明日の日曜日
別の友達に誘われ”サークル”に行くのだ
待ち合わせの場所に訪れたご主人のTシャツを見た時
動揺が隠しきれなかった
それは明日メタファイブというバンドで
サークル日曜日のヘッドライナーを務めるコーネリアス事
小山田圭吾の伝説のアルバム
ファンタズマのファンタズマTシャツだったから。
高校の頃田舎の少年はそのTシャツに憧れ
サファリハットとお猿さんのロゴのTシャツを着ていたもんだ(私事)
動揺で仕事どころではない
樹木を見に行っていたのだが
”今日はイベントがあって渋滞してますから”
とか・・・・・
”お猿さんだったらこんな木すぐ登っちゃいますよ”
とか・・・・・
”こんなにおやまだ(小山田)ったら蚊に刺されちゃうなあ~”
とか・・・・・
なんて凄く遠回しにジャブを打ってみる
が
ご主人の
“あっ、はあ・・・”
と少し冷めた反応
まあ、さすがに
我ながら
なんかこの人変な事言うなあ~と思う言動
でも流石にご主人のTシャツの事に触れるなんて馴れ馴れしいし
でも、同じコーネリアスファンなら話盛り上がるかなあ~
と葛藤した挙句
僕は意を決して
僕 「それにしてもご主人ヤバイTシャツ着てますね」
ご主人 「えっ?はあ・・・・」
僕 「そのTシャツ僕の憧れでしたもん」
ご主人 「 あ?へっ?」
僕 「いやだってそのTシャツは・・・・・」
奥様 「あっ、それ私のTシャツですよ(笑)」
僕 「えっ?」
・・・・
なんか一人で舞い上がった
よく晴れた夏の土曜日でした。
背中を伝う汗は
多分冷や汗だった。
——追伸——-
クラムボンファンの友達は
その日のフェスの後
あるうどん屋でクラムボンに会うことになるのだが
それはまた
別の
お話し・・・・・・・・