佐賀の地に建つ建物に寄り添うように設計されたこの庭は
建築の広い屋根の水平ラインを意識し、積層構造の花壇を採用しました。
この花壇には、四季折々の移り変わりを楽しめる樹木が配置され、自然植生を考慮した植栽計画に基づいて樹種を選定しています。
地域特有の天山御影石をアクセントとして配し、植物がもたらす柔らかな印象に石の重厚感を加えました。また、建物内部の茶室に続く前庭には、天山御影石の飛び石と砂利を組み合わせ、直線的な茶室のデザインに対比する形で、自然の持つ激しさと繊細さを表現しました。
この庭は、建築と自然、そして地域性が織り成す調和の美しさを具現化した空間です。四季の移ろいを感じながら、佐賀の風土と建築の融合を感じて頂ければ幸いです
積層の花壇~佐賀展示場
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