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10数年ぶりのリガーデン~K様邸のお庭づくり

10数年間この家に住まわれているお客様は、お庭の使い方や管理方法について長らく悩んでおられました。十分なスペースがあるにもかかわらず、うまく活用できていない状況が続いていたそうです。

そんな中、インスタグラムで私たちニューズの施工例をご覧になり、資料請求をしていただきました。そこからご連絡をいただき、打ち合わせが始まりました。

現状についてお伺いすると、リビングから外部につながるウッドデッキはあるものの、目隠しが無いため、ほとんど外部空間を使用されていないとのことでした。また、リビングから外部が丸見えの状態のため、人が通るたびにワンちゃんが吠えてしまうという問題も抱えておられ(笑)、この点についても改善したいというご要望をいただきました。

まずは隠しすぎない、圧迫感の少ない目隠しをご提案させていただきました。スクリーンブロックを用いて、目隠しが必要な部分と視線が通る部分を適度に配置しました。

リビングの窓からつながる外部空間については、従来のデッキを取り除き、スクリーンブロックまでの範囲を同色のタイルテラスとすることで、多目的に活用できるスペースとして設計しました。

以前から植栽の管理にご苦労されていたというお話を伺っていたため、植物の全体量は抑えめにしました。ただし、アクセントとなる箇所には効果的に植物を配置することで、空間全体が無機質になりすぎないよう工夫を施しました。

これらの提案内容についてお客様にご説明したところ、おおむねご了承いただけました。その後、当社オリジナルのスクリーンブロックと既存ブロックの色合いを統一し、設置時に一体感が出るようなスクリーンを製作する案など、細部の変更点について打ち合わせを重ね、最終的に工事の実施までお話を進めることができました。

外側から見ると1.6メートルの高さがある塀ですが、庭側から見上げると約0.9メートルほどの高さに感じられ、圧迫感はありません。植物が作り出す柔らかなスクリーンは、近隣の家々の庭の植物とも自然に調和し、内側から眺めると周囲の景観と一体となった心地よい空間を演出しています。

施工完了から数日後にお伺いした際、お客様から喜ばしいお話を伺うことができました。以前に比べて外部空間を使用する機会が格段に増えたとのことで、現在は屋外用の照明などのインテリア小物を探されているそうです。

この変化を見させていただき、外部に新しい空間が生まれることで、お客様の生活のリズムも自然と変わっていくのだと実感いたしました。これからも、この心地よい空間でより豊かな暮らしを楽しんでいただけることを願っています。


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