藪柑子日和/やぶこうじびより
2013.11.27
陽介仙人に会いにいく
陽介仙人との出会いは7年前
初めて出会った時のセンセーショナル未だに忘れられない
見た瞬間に声が漏れてしまった。
”せっ・・・仙人や・・・・・・”
僕の前に立っていた男は半纏(はっぴ)に髭(ヒゲ)
(僕の心の記憶ではそれ以外の物は身に着けていなかったと思う(笑)
平成の世に舞い降りた”庭の妖精”かと
自分の目を疑ってしまう程のルックスだった
かくして彼に興味を持ってしまった私は
彼の巣(すみか)や彼の残した痕跡(作品)を探索し
毎回振舞われる謎の液体(酒)に体を酷使しながら
彼のその言動や痕跡に時間を費やして来た
つまり私は彼の研究の第一人者なのだ
最近では私の後を追い、彼の研究を発表する雑誌も増えてきた
むしろ、本人を見るよりも作品を記事で見る事の方が多いのである。
えっ?・・・・・・・・・・・それって研究の”サボり”じゃね?
という訳で前置きが長くなりました。(笑)
途中で読んでない人もいると思うので、ざっくり言いますと
ハウステンボスで開かれた
”ガーデニングワールドカップフラワーショー2013 in JAPAN”に行ってきました。
というお話です。
上記イベントは毎年一回長崎ハウステンボスで行われるガーデンショーであります。
かくして我々特派員は調査に向かうのであった。
何処かで見覚えのある塔・・・・・・もしや
本場オランダで見た”あれ”やね・・・・・
というかほぼ一緒じゃない?同じ写真かと思った。。
腹が減っては戦は出来ぬ、ということで
ホテルヨーロッパの1階、運河沿いに位置する本格的フレンチ
”デ アドミラル”でランチを頂きます。
完全にブルジョワジー・・・・・・・・・調査という名の”お食事会”でありました。
トレビア~~ン♪
気を取り直しガーデンショーへ向かいます。
ふむ
ふむ
ふむ
ふむ
ふむふむ
さすがにワールドカップ・・・綺麗なお庭が多いようであります・・・
とその時僕の目の前に
なっ、何だこれは・・・・・・・・
他の展示よりデカイ(笑)
きょ、教会?長崎という土地柄であろうか
奥へと進むとそこは・・・・・・
なっ!?
山寺!?
全く相反する二つの庭(宗教)が
一つの壁を隔てて共存している。
そう、これこそが仙人の作品
”上善は水の如し~お互いを知ることの大切さ”である。
今回ガーデンショーのメインテーマは”平和”
宗教というフィルターを通してどれだけの人間がいがみ合っているのか
宗教だけではない、様々な争いを
水のように柔軟に、謙虚に、時に根気強く生きて行ければ・・・
もう少しだけ考えてみましょう
全くテイストの違うこれらの庭だって
要素としては、水と植物と木材と土ですよ
元々は一緒なのです。解りえない筈など無いのではないでしょうか
という仙人の言葉が聞こえてきそう・・・・・・・・
いやっ!
いた!!!!!陽介仙人や!!!
我々は仙人を生け捕りに(笑)
この庭についての想いを2~3時間語ってもらった
その間もそこを通る人達が仙人に質問を投げかける
皆が笑顔で”素敵です”と賞賛する
それを見ながら半ば羨ましくもあった。
久しぶりに心に火が燈るようであった。
私も頑張らなくては・・・・・・
忙しいのに僕等の相手をしてくれて
ありがとう陽介仙人!!また遊ぼう!!
PS.陽介仙人は33歳・・・・・・・・・・
て事は年下かい(笑)!!!