藪柑子日和/やぶこうじびより
2015.12.12
ガレージのすすめ 其の二
甘くない・・・・そう甘くないのだ・・・・RCガレージ・・・・・
車の出入りを考えると2.2ｍ以上の高さになり
そうなると・・・・・構造物の申請が必要・・・・・っつ
となると・・・・建物の建ぺい率にも影響を与えてくる・・・・・
建ぺい率とはざっくり言うと建物の床面積
最悪建物の計画変更もよぎなくされる訳である・・・・・
その針の穴を通すような計画が必要・・・・・・・
ということで神武くんに電話する・・・・・・・
神武くん 「おっ、どうしたん？」
僕 「ばーーーーーーーーか！！（涙）」
神武くん 「！！！！！！！！」
と言いたい気持ちを抑えつつ（笑）
親切丁寧にその旨を神武くんにお伝えし
申請など諸々をいつもお世話になっている建築士さんにお願いして～～
申請まで2転3転あり・・・・・・・
着工いたしました！！
RCってコンクリートを流し込むので、その型枠が必要になるのです。
故に上の写真の様に現場は大掛かり
一筋縄ではいきませんな～～（汗）
そしてコンクリートが乾燥するのを待って
これらの型枠を外します。
文章にしてしまえばほぼ一瞬でしたが
計画から着工、そしてながーーーい時間を掛けて完成（ガレージのみ）
ここから建物の工事がはじまり～～～
そしてクライアンとさんと樹木を見に行き～～
さらに計画を調整して完成となります。
出来上がったガレージを見て
これ・・・・・・扉とか壁とか窓ガラスとか足していけば・・・・・・・
人住めるやん！！（申請もしてるしね）
いいな～ガレージ～～～～ほしいな～～～～
と一人で興奮する僕なのでした。
施工写真はコチラ！！
2015.12.12
ガレージのすすめ 其の一
とある日
「あっ坂元くん？おれおれ」
とぼけた調子の電話の声
学生時代の友達、木工職人アコーデオンこと神武くんだ
僕 「お-どうしたん！生きとった？」
神武くん 「うん、ぎりぎりね～ところでさ～知り合いの所が家をたてるんよね～
という訳で外まわりよろしくね！」
僕 「おお！ありがとう！でどんなんが良さそうなの？」
神武くん 「所さんみたいなやつ！！」
僕 「！！！！！」
とっ・・・所さん・・・・・・・・・・・・
どうやらよくよく話を聞くと屋根があるガレージが良いとの事・・・・・・・
世田谷ベース的な”男の城”それがクライアントのご要望らしい
神武くん 「それでいて庭のスペースも欲しいから屋根でBBQとか
できたらいいよね～～」
僕 「！！！！！」
こっ、こいつ・・・簡単に言いやがる・・・・これは結構ハードル高いよ・・・・実際
僕 「とりあえず一旦打ち合わせしよう（汗）細かい取り合いとかもあるから・・・・」
そして後日・・・・・・現場を確認に行く
現場は宅地と道路に1m以上も高低差がある
この場合土を止める擁壁が通常必要となる訳であります。
それでいて人が上に乗れる屋根が必要・・・・・
・・・・・やはり一筋縄では行かない様子・・・・・ふむふむ・・・・・・
僕 「神武くんよ、こいつは色々考えてＲＣで行こうと思うんよね～」
神武くん 「ＲＣって安藤建築的なやつ？そりゃ大掛かりやね～」
そうＲＣ Reinforced-Concrete（補強されたコンクリート）の頭文字から
RC構造またはRC造と略される。いわゆる打ちっ放しのコンクリート
土を止める役目の擁壁と、人が上に乗れる屋根
これを兼ねる構造物を考えるとやはりＲＣが適役なのだ
僕 「ただこれそんなに簡単じゃないからね・・・ふふ・・・・」
神武くん 「！！！！！！！」
それは ちょうど一年前の～～♫
吐く息が白くなりだした頃の話でした・・・・・・・ふふふ・・・・・
続く・・・・・・・
