藪柑子日和/やぶこうじびより
2018.08.24
岡山って遠いんだね。。。
だからさあ750角の平板は45度に傾けるわけさ・・・・・・
商品?そんな物ないよ作るわけよ。カタログなんか見てたらダメよ・・・・・
こうさあテラスな訳よ!どでかい全体を繋ぐね!
そこに8mの空間を支配するような木々がドン!
ドンドン!ドン!って感じよ・・・・・・・
綺麗でさあカワイクてさあおしゃれな
それをさあ、ドローンで上から撮影する訳よ!
バーーーーンよ!バーーン!
坂元 早野「あっ・・はい・・・・・・・・」
それから5ヶ月後・・・・・・・・・
坂元 「なんだかんだで来ちゃったね・・・・・・・・」
早野くん 「あっ、ええはい・・・遠かったですね・・・・」
坂元 「まあ、あれだね・・・・後楽園でも見てく?一応・・・・」
早野くん 「そ、そうっすね・・・・一応・・・・」
現場をひとしきり見た後
僕らはその隣のパスタ屋さんキャナリィロウでドルチェを食べていた
愛想の良い店員さん、盛りだくさんなメニューこりゃ流行るわ・・・・・
いや、そんな事より!
早野くん 「いや、終わるんですかね?こんなタイトなスケジュール」
坂元 「いや、むしろ始まれば終わってしまうもんだからな~
ある意味淋しくなるよね~」
早野くん 「はあ?なんすかそれ・・・・・・」
坂元 早野 「はああああ・・・・・・・・・・・・」
僕等は昔の記憶が脳裏をよぎった
ピンクのどでかいRのコンクリートオブジェ・・・・・・
昔の記憶はこちら・・・・・
ともあれ僕等は岡山後楽園に向かった
雨が降っていた
能楽殿の前のシダレザクラは
他の桜に遅れる様に満開だった。
その時までは観光気分だった・・・・・・・・・
それから1ヶ月後・・・・・・・・・
甲斐さん 「さかもっさん!自分土とって来ますわ!」
坂元 「あっ、ありがとうございます!助かります!」
宮本さん 「坂元さん!早く植物並べてください!
終わんないですよ!」
坂元 「す、すいませんすぐやります!」
早野くん 「坂元さんこのケヤキのレリーフパーテーションに掛けるの・・・・」
坂元 「うるせえ(涙)自分でやれやああ・・・・」
早野くん 「はあ?」
山川さん 「いいけん仕事してえ~~」
現場は戦場だった
福岡から呼んだ応援のみんな
岡山で働く地元の皆様
明日オープンというギリギリの状況の中
皆はこう思っていただろう
”マジこれガチで終わんのか?(苦笑)”
いや、始まりがあれば終わりがあるもの
オープンギリギリで神風が吹いて
現場は何もなかったかの様に終わっていた
その時の記憶は殆ど無い・・・・・
今回も沢山の人達に助けてもらった
ありがたい・・・・・・
友情を深めた福岡と岡山の戦士たちは
硬い握手を交わしていた
BOSS 「おっ、このカレーうめえな!お前らも食え食え!ガハハ・・・・・」
坂元 早野 「ういっす!」
展示場に併設された⑤マルゴカフェはオープニングレセプションで
軽食とドリンクをサービスしていた
岡山市内を散策していた時
若い女子が沢山たむろしていた
岡山で店舗展開する話題のカフェだ
カレーも美味しかったが
コーヒーも、その場で絞るフレッシュジュースも美味い
こりゃ流行るわ・・・・・・
食事を済ませた後、僕等はそれぞれの展示場を見て回った
各社それぞれ力の入ったモデルハウス
そしてそれぞれ建物の中から外を見て改めて思った
750角の平板と樹木が作る空間が
すべての建物の”庭”テラスになってる
最初のコンセプト
”全体を繋ぐテラス”
プロジェクトを貫く背骨のコンセプト
見た目を綺麗にする事や
出来上がったものにそれらしい言葉を並べる事は出来るが
その空間に立って感じられる空気感はごまかせない
前日の夜、照明のテストで見た
オブジェから漏れる光が作る光景も
”全体を繋ぐテラス”そのものだった。
とかおしゃれな事を考えながら現場を後にした
現場の残材と道具とでパンパンの車(涙)
睡魔と戦いながらのロングドライブであった。
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